その組織で声を上げられるか?
本日もお疲れ様です、読特のえーるです。
福祉職向けにビジネス書の紹介をしています。
高齢者施設にお勤めのかたで職場の居心地がとても良いと感じる人はどれだけいるのでしょうか。
私は従業員を大切にしない職場や現場を知らない役職者が稼働がーと言ってくることに、平社員ながらいちいち反発しまくっていた人間でした。
私のようにあまりにも尖っていると「出る杭は打たれる」となるのが多くの組織の現状ではないでしょうか。
陰でこそこそ言っても何も変わらない。
でも、大半の職員は報復や好奇の目から逃げたいから行動できない。
悶々とした気持ちを抱えて仕事をしている人は多いでしょう。
そんな気持ちを解決してくれるかもしれない書籍が「だから僕たちは、組織を変えていける」です。
現場で仕事をしている人のなかでも
「自分の知識を活かせればもっと業務改善できるのに」
「みんないい人ばかりだから役に立ちたいけれど、施設の方針もあるし…」
と考えている職員さんはいると思います。
「自分の知識を共有したい!」と思える環境がこれからの組織には必要です。
あなたの組織は声を上げやすい組織ですか?
この書籍をオススメしたい人
今の職場が窮屈に感じる人
みんなが疲れているのを改善したい人
環境を変えたい気持ちの強い人
4つの不安
なぜ声を上げることに躊躇するのか。それを表すのが「4つの不安」です。
- 「無知」と評価されることへの不安
質問をしたり、情報がほしいと依頼するときの不安。 - 「無能」と評価されることへの不安
間違いを認めたり、お願いすることへの不安。 - 「否定的」と評価されることへの不安
他の人と違う意見や反対意見を述べる際の不安。 - 「邪魔」と評価されることへの不安
自分が目立って仲間外れになることの不安。
自分の悪いところを仕事で出してしまったら…
クビになるかも…
いじめられるかも…
と不安になって躊躇してしまう。
大半の職員が本来の自分を出すべきではないとして行動していると思います。
が、それが生産性を下げる行動になっているのです。
これを変えるために組織が考えなくてはならないこと。
それが「心理的安全性」という言葉です。
心理的安全性とは何か
では「心理的安全性」とは何でしょうか?
メンバーは「他のメンバーに対して対人関係の不安」を感じない。
だから僕たちは、組織を変えていける
自分の過ちを認めたり、質問したり、新しいアイデアを披露したりしても、
誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと確信できる。
つまり「本音を言うことができて、自分と異なる意見を冷静に受け止められる」ことが心理的安全性ということです。
最も基本的なこと
組織を心理的安全性の高い組織に変えるために何をするのか?
最も基本的なことは2つ。
- 全ての職員が仮面を外すこと
- ありのままの相手を尊重すること
この2つの基礎ができていなければ、いくらコミュニケーションのテクニックを実践しても「本当の安全性」は得られません。
この2つ、実際にやろうとするとなかなか難しいんですよね…
特に日本人は本音と建前のある文化なのでなおさら。
では、どうすればいいのか?
についてはぜひ書籍を読んでみて下さいね。
心理的安全性の落とし穴
心理的安全性を高めるために気をつけなければならない点が3点あります。
- 「気配り命!」にならないこと
- 「意見は全員一致すべき!」にならないこと
- 「すべての物事は話し合いで解決できる!」にならないこと
項目の詳しい内容は書籍から探してみて下さい。
おわりに
この書籍はもっと詳しく組織の変え方について記載されています。
自然体のままで受け入れられる環境に変えることを目指す。
モヤモヤしているなら、いっそ小さなジャンヌダルクになってみませんか。
以上、読特のえーるでした。
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