『「紙1枚!」読書法』は使える読書法なのか?

本日もお疲れ様です、読特のえーるです。

今回は読書法の実践編です。
(書籍紹介は『「紙1枚!」読書法って何だ?

実際に使ってみよう

さっそく「紙1枚!」読書法を実践していきましょう!

※以下の画像は、私が普段使っている用紙とペンですので参考程度に。

準備するもの:用紙、赤・青・緑のボールペン

用紙について、私はA4サイズを使用しています。

maruman A4サイズ 方眼5mm 50枚
書きやすいルーズリーフ
反射しない角度が見つからず…

店舗ではなかなか100枚入りは無いのですが、実は100枚入りのほうがお得なんですよね…

無地だと直線が引きにくいのでmarumanの5mm方眼のルーズリーフを使用。
A4サイズを使用することには2点理由があります。

①「用紙の大きさ=思考の広さ」であること
②枠のなかに要点をまとめる必要があるので慣れていないと収まらなくなる
からです。

ペンはならOKのようです。私はSARASAのダークカラーの赤・青・緑を使用しています。(緑と青がよく見ないと同じ色に見えてしまうことが難点です…)

①枠を書く

書籍に記載のある枠を作成しましょう。私はこれが一番面倒です。
何もやる気がない時や昼食後の睡魔と戦う時に何枚かまとめて作成するようにしています。

用紙を横向きに置く。縦2.5cm幅、横約7.5cm幅に線を引く。

上記の用紙の場合、横は約7.5cm幅(中心の線から引くとバランスがとれます)、縦は2.5cm幅に緑ペンで線を引いています。

ミスもよく起こすので、隅のあたりにあらかじめ目印を入れておくとミスが減ります。

②日付とタイトルを記入する

枠ができあがったら、緑ペン一番左上の枠に「日付」と「タイトル」を書きます。

読書に使用するので「タイトル」は書籍名(本のタイトル)を書きましょう。
今回は『「紙1枚!」読書法』をこの読書法で読んでいきます。

1つの枠のなか上部に「日付」、下部に「本のタイトル」を書く。

③問いを設定する

青ペンに持ち替え一番右上の枠に「問い」を書きます。
読もうと思ったきっかけ、疑問、本を通して知りたいこと…などから1つを「問い」に設定しましょう。

一番右上に青ペンで「問い」を設定する。

私はストレートに”紙1枚にまとめる事で「身につく」「忘れない」「説明できる」のはなぜか?”を問いに設定しました。

④問いの「答えのかけら」を本文から探す

さて、ここからは楽しい読書タイムです!

③で設定した問いに対しての答えとなる部分を書籍のなかから探していきます。
私は「目次をみる→気になるところ・答えになりそうなところの章を読む」という方法を使っています。

本文を読んで「答えのかけら」を見つけたら青ペンで左上の枠から順にメモしていきます。
メモに使えるのは左半分のみ。ここで情報の取捨選択が必要になるのですね。

枠に本文のメモを書いていく。

ここでは私オリジナルの方法が少し入っているので説明します。

同一情報はまとめて1つの枠へ、キーワードはキーワードごとに枠に書く。
(例えば、3つの制約は「どんな制約が3つあるか?」は1つの枠、「それぞれの制約の説明」は制約ごとに1つの枠)

枠は全部埋めなくてもよいそうですが、空きがあると埋めたくなるのが人間の心理。

読書はここで終了なので、余計なことでも気になったことは書きとめておきましょう。

⑤メモの「情報を整理する」

読んでから時間を空けないほうが賢明です、忘れてしまいますので。

赤ペンに持ち替えて④でメモした「答えのかけら」をつないでいきます。同じ用語・同じ内容をさす言葉など共通点を線でつなぐ重要な単語・文章に印をつける、という作業を行います。

左半分に書いたメモに赤ペンで書き足していく。

上記の作業以外に、言葉が足りないと感じる部分には補足として赤ペンで情報を足しています。

⑥問いの「答え」を書く

赤ペンはそのままで、⑤でまとめた内容を元に右上の問いのすぐ下の枠に「答え」を書きます。
今回の問いに対しての答えは本文中にもそのまま記載があったのですが、自分の言葉に変換しています。

答え”3つの制約があることで書き留める内容を自分の力で考え抜き、わかりやすい表現で端的にまとめることができる。
その結果、本の内容を「忘れず」「分かりやすく説明できる」ようになり、本の知識を「身につけることができる」。”

A4用紙なので詳細に書けますが、B5だとさらに要点を絞り込む必要がありそうですね。

この読書法を続けていれば要約の天才にもなれそうな気がします。

まだ終わりではありませんよ。

⑦「What」「Why」「How」

右側に枠が残っていますね?
ここを埋めていきます。

「問いを考えて、答えを探して、自分なりの答えを出したじゃない。終わりでいいでしょ?」

いやいや、ここまで来られたのではあれば3つの制約その2を忘れてはいけません
これをやらなければただの読書、これをやれば「役立つ読書」です!
もう少しなのでお付き合いください。

残っている枠の左側に上からひとつ飛ばしに緑ペンでWhat・Why・Howを書きます。
今回は
(What)「読んで響いたことは何か?」
(Why)「なぜ響いたのか?」
(How)「どう活かすか?」
を言い換えた質問を記入します。

残った右側の枠のうち、左寄りの枠を埋めていく。ひとつ飛ばしで「What]「Why」「How」の質問を書く。

質問はWhat・Why・Howであればどのような質問の仕方でもよいようです。
「なぜ読もうと思ったのか?」や「マジックナンバー3って何?」と用語を掘り下げてもよいと思います。

⑧各質問の答えを書く

質問の周囲の枠青ペンでそれぞれの質問に対する答えを3つずつ書いていきます。
(3つの枠すべて埋めなくても大丈夫です)

今回はWHat・WHy・Howが関連事項になっているので、答えのつながりが見やすいように書いた。
それぞれが関連のない質問であれば答えの書き方はバラバラで問題ない。

これで完成です!
頭の中で考えていた内容を紙に書きだすことでまとめやすくなっていませんか?

「問い」や「質問」が変われば、おのずと書き出す内容も変化します。
1冊をさまざまな角度から読み込んでも面白そうですね。

やってみた感想

初めてこの読書法をやってみてどうでしたか?
私は線引きが本当にイヤでイヤで…
(読書時間に線引きの時間は含みません!)

私は頭のなかがいつもぐちゃぐちゃしているタイプの人間です。
頭のなかだけだと情報を探すときも処理時間がかかる。
このように書き出してまとめる方法だと情報を整理しやすく、とても使いやすいと感じたのでいまだに読書の際には活用しています。

本書には、今回実践した方法以外にも「選書」のときに役立つ方法などが記載されています。
気になる方はご自身の目でチェックしてみて下さい。

以上、読特のえーるでした。

2022年5月21日に初めて「紙1枚」を実践してみた時の画像。
「答え」の部分が大きく変わった気がします。

おまけ
恥ずかしながら2022年5月に初めて「紙1枚」実践時の用紙画像も置いておきます。
少しでも要約が進歩しているとよいのですが…

記事をシェアできます
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました