『自分を劇的に成長させる!PDCAノート』の考え方

本日もお疲れ様です、読特のえーるです。
福祉職向けにビジネス書の紹介をしています。

福祉業界でよく聞くPDCAは?

福祉業界でのPDCAって何だと思いますか?

すぐに思いつくのはケアプランの作成過程ですよね。

目標や目的を立てて各事業所・家庭で実施し、振り返りをして新たな目標・目的を立てる…

ケアマネージャーの仕事のイメージが強く、現場の業務にはあまり関係ないのでは?
…と思っていませんか?

実はPDCAはビジネスパーソンなら誰でも知っている用語なんです。

私も現場で仕事をしているときには全然知らなかったので、慌てなくても大丈夫です。
初めての人でも分かりやすい書籍を紹介したいと思います。

それがこの「自分を劇的に成長させる!PDCAノート」です。

この書籍をオススメしたい人
PDCAのことを知りたい人
仕事をこなしたい人
ケアマネージャー

PDCAってそもそも何?

もともとは製造業の品質管理・生産性向上のために海外で提唱された概念です。

計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Action)のループのことを「PDCAを回す」といいます。
ただ同じ場所をぐるぐる回るのではなく、スパイラルを描くように上昇していくイメージです。

いまや、ビジネスの世界では当たり前のように使われる用語になりました。

なぜPDCAを回すのか

PDCAのことは分かったけれど、それが福祉の仕事と関係あるの?

福祉の現場でPDCAを回すメリットはあります。

前述ですが、PDCAはもともと品質管理や生産性の向上のための手段です。
つまり、業務改善ができる手段であるといえます。

個人では、仕事のスピードが上がったり、業務の質を上げることができます。
フロア・ユニット単位で考えると業務がスムーズになることで事故やミスを減らせるかもしれません。
また、介護の質が上がることで利用者さんの評判がよくなり、稼働率を上げることができる…

もちろん、利用者さんはモノでなくヒトなので上手くいかないこともあるでしょう。
そこで力を発揮するのもPDCA。

何事も1回でうまく行くとは限らない。失敗から改善策を考えることもPDCAを回すことなのです。

え、ちょっと気になるかも…と感じた方はもう少しお付き合い下さい。

なぜPDCAが回らないのか

PDCAを回す理由は分かったけれど、やってみてもうまく回らない…
業務が増えただけで中身は全然変わっている感じがしない…
PDCAって必要?

と実際はPDCAが回っていないことが多いと思います。

回らない原因としては

  • PDCAを回すことが目的になっている
  • 実際に行う職員がPDCAの回し方を知らない
  • PDCAを回す回数が少ない

といったことが挙げられます。

ケアプランにおいてのPDCAも正直回っている感じがしないことが多々あります。
ずっと同じPだったり…完全に監査対策で作ってるでしょ、と思うような。

ここでケアプランに言及するつもりはありません。
ただ、利用者さんのことを考えるのであれば福祉職も「ビジネスのPDCA」を理解する必要はあると感じています。

脱線してしまったので話を戻しましょう。

ケアプランのPDCAもそうですが、3か月に1回とか1か月に1回と月単位で期間が空いています。

人間は忘れる生き物なので1か月前にやったことなんてあまり覚えていない。
さらに年12回しかPDCAを回せないわけです。

圧倒的に回す経験が足りていない。

では、どうするか。

「毎日PDCAを回わす」

これが答えです。

毎日回すG-PDCA

…ん?PDCAの前に見慣れないものが付いている。

これは著者が提案する「G-PDCA」という考え方です。

ゴールのないPDCAは必ず方向性を見失う

自分を劇的に成長させる!PDCAノート

と著者は言っています。

PDCAは前述のとおり「手段」であり目的ではありません。
何かを始めるときには目標(Goal)が必要です。そのGですね。

後日「G-PDCAやってみた(仮)」も作る予定ですので、良ければそちらも参考にしてください。

おわりに

今回はPDCAノートの考え方についてまとめさせていただきました。

PDCAを回すことができれば、仕事もプライベートも変化があること間違いなし。
まずは1日、3日、1週間…大変ですが続けてみてください。

時間の使い方、という観点では『限りある時間の使い方』を知りたい!『エッセンシャル思考』ってどんな思考?も参考になるかと思います。

以上、読特のえーるでした。

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