本日もお疲れ様です、読特のえーるです。
福祉職向けにビジネス書の紹介をしています。
時間は有限
唐突ですが「時間」について考えたことはありますか?
「日々、時間に追われている」
「時間がない…1日が27時間あればいいのに。」
では「80歳までしか生きられないとして、あと何日あるか考えたことはありますか?」と聞かれたらどうでしょう。
…すぐには答えられないですよね。
私も考えたことがありませんでした。
仮に今30歳の誕生日を迎えてたとして、80歳までは50年。
1年365日 × 50年 = 18,250日
うるう年12回分の12日を足しても20,000日は行かないんですね。
これを週に直すと約2,609週間。
以外と短いことが分かります。
そんな短い人生のなかで「時間を上手に使いたい」「時間を節約したい」と考えるのはもはや当たり前になっていますよね。
しかし、これから紹介する書籍はその思考に「待った」をかけるものです。
生きるために働いて働いて…どんなに仕事をこなしても「本当にやるべきことをやっているのか?」という感覚に襲われる。
この『限りある時間の使い方』は仕事のタイムマネジメントの本ではないです。
仕事だけでなく「人生」を考える上での時間の使い方を教えてくれています。
この書籍をオススメしたい人
やるべきことが他にあるのでは…と感じている人
仕事に追われている人
将来やりたいことがある人
タスクを減らす
著者はみんなが大好きなある法則にかみついています。
「ビッグロック(大きな石)の法則」です。
大きな石を先に瓶に入れれば、小さな石は大きな石の隙間にきれいに入る。
(重要なことを先にやれば、重要でないことも全部終わる)
しかし現実には大きな石(重要なこと)が瓶に入らないほど転がっているわけで…
この法則に対する著者の心情をなかなか面白く翻訳してくれていたので、書籍を覗いてみて下さい。
ともかく「タスクを減らすことが大切」であると著者は述べています。
タスクを減らすということは「やらないことを選ぶ」ことであり、3つの原則があります。
- 先に自分の取り分を取っておく
- 進行中の仕事を制限する
- 優先度「中」を捨てる
詳しくは書籍で確認していただきたいのですが、どれも時間に限りがあるという現実を受け入れて上手に時間をやりくりするためには良い方法であると紹介されています。
明日、自分が生きている保障はあるか?
再び唐突ですが質問させて下さい。
「明日、自分が生きている保障はありますか?」
私は自信を持って「はい」とは言えません。
もしかしたら、外出した時に車に轢かれるかもしれないし、強盗に襲われるかもしれない。
家にいたとて地震で建物の下敷きになるかもしれない、病気で倒れるかもしれない…
そう考えると、明日生きている保障はどこにもないのです。
あなたがもし、明日死ぬと分かっていたら今日をどう過ごしますか?
本当にやりたいことを先延ばしにするでしょうか?
著者が言いたかったことのひとつは、こういうことなのかもしれません。
明日死んでも悔いのない1日を過ごす。
高齢者と関わっているとご逝去されるときに携わる場面があります。
特に看取りなどを行っている施設では身近に感じるかもしれません。
利用者さんが悔いのない1日を過ごせたか。
そんな1日を過ごしてもらうためにお手伝いできたか。
そんなことを考えてもらうキッカケになればいいなと思います。
以上、読特のえーるでした。
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